バンコクでの生活費 in 2015

観光ビザを無事取得してから、ここ最近の一ヶ月の生活費を毎日計測したので、それをまとめてみます。

旅行者というよりあくまで、ローカルで生活をするということに重点をおいたので、出費は低めになっているかと思います。

*1タイバーツのレートは 1B = 3.5円計算です。

 

食費: 月約 9000B ( 35000円)

 

基本はモールのフードコートや、ローカルレストランを利用し、

たまに日本食や、美味しい料理を食べる程度にしました。

一般的なフードコートでは、1食約50B - 80B175円 - 280円)で食べられ、

モール内のローカルレストランでは、1食100B - 150B(350円 - 525円)ほど。

水道水が直接飲めないタイでは、基本的には食事に無料で飲み物は付かないため、15Bほどの水や、30B - 60Bのジュース、コーヒーを合わせて注文する人が多いです。

日系レストランへ行くと、タイでは日本食=高級というイメージがあるようで、日本とあまり変わらない金額になってしまうことも多いような気がします。

ココイチ150B - 200B525円 - 700円)ほど、やよい軒も同じぐらいだと思います。

 

家賃: 月11000B(38500円)

 

40平米のスタジオタイプで、家具付き、インターネット付きでこの料金です。

部屋も日本人が満足できるレベルでキレイなので、満足度は日本に比べ、かなり高いです。

タイではほぼすべてのアパート、コンドミニアムでは家具付きなので、引っ越しがすごく楽でよいです。日本ではまずついていないですからね。

 

ちなみに、現地の平均的給与の人が借りる場合、4000B - 6000B(14000円ー21000円)ほどのようです。

日本人からすると、そんなに変わらないように見えるんですが、10000B超えは、中級層以上の人向けのようです。

現地の人の大卒初任給が15000B(52500円)なので、それを考えると確かに。とも思えます。

日本でも、東京では初任給の半分近くは家賃でとられることが多いですからね。

 

ケータイ電話: 月約300B(1050円)

 

ケータイといっても、ほとんどネット料金なのですが、日本に比べやっぱり安いです。

プリペイドで、月1.5GBの4Gプランが、200B(700円)ほどで契約できます。

容量が足りなくなったタイミングで、チャージしたので若干費用がかかりましたが、日本のバカ高いプリペイド料金と比べると、遥かに良いですね。

 

ポストペイドだと、プリペイドからの乗り換えキャンペーンで、1-2年間(プランによります)の料金半額! しかも日本のように縛りがないため、次の月に解約しても違約金なしです。

1,2年経過後に解約して、プリペイド購入からの乗り換えで、キャンペーンの無限ループができそうな気がしましたが、おそらくクレジットカードの契約と同じで、解約を繰り返すとブラックリスト行きになるのかもしれません。これは、試したことがないのでわかりませんが。

 

光熱費 

 電気代: 約900B(3150円)

 水: 約160B(560円) *飲料水以外

 ガス:なし(アパートに設置されていない)

 

タイで話を聞いたりして、一番驚いたのがこの電気代。

家賃が安かったことに比べてかなり高いことがわかります。日本とあまり変わらない水準かもしれません。

家によってはエアコンが何台もあるため、数万円かかっているところもあるそうです。

1年中常夏のタイでは、エアコンなしでは暮らせないので、しょうがない気もします。

現地の人だと、エアコンではなく扇風機を使っているようです。

 

水は日本と同様、安いのであまり気にならないですね。

ガスはなし。実は今住んでいるアパートにはキッチンが部屋になく、シンクがベランダにおいてあります。

タイでは外でローカルフードが安く食べられ、家で食事を作るケースが少ないため、アパートにキッチンがないケースが多いそうです。

ここのアパートも元々シンクがなかったところを、後になって外国人向けに、無理やりベランダに設置したんじゃないかと推測してます。

 

洗濯: 月約240B(840円)

 

洗濯機が、部屋にないため、アパートに設置されているコインランドリーを使用しています。タイではこれが普通のようです。1回30B(105円)です。

乾燥機も1回30B - 40Bほどでおいてありますが、この国では1日干すだけですぐ乾くので、つかったことはないですね。

シンガポールでは、雨が定期的に降る関係で、洗濯物がなかなか乾かないことが多かったため、乾燥機がすごく欲しかったのですが、タイの生活ではほぼ不要ということがわかりました。

 

交通費: 約1450B(5075円)

 

定期的にいろんな場所に移動していたので、結構かかってしまいましたが、これでも結構抑えている方かなと思います。

ちなみに、各公共交通機関の料金は以下の通りです。


 バイクタクシー: 10B - 20B(35円 - 70円)

タイではもっとも一般的な移動手段で、現地の人は毎日利用するぐらいの頻繁で利用しているようです。
5分ぐらいの距離であれば10B、10 - 20分ほどの距離で15B - 20Bぐらいかと思います。安くていいのですが、客はノーヘルで乗ることになるため、落ちたら怖いので長距離は試していません。

 

 タクシーの初乗り: 35B(123円)

車で10 - 15分ぐらいの距離であれば、50B(175円)ぐらいで済むと思います。

 

 バス:9B - 30B (32円 - 105円)

距離によって値段がかわりますが、30分ぐらいの移動距離の場合は9Bで済むことも多いです。バスは渋滞に巻き込まれて、30分や1時間近く待ってもバス停に来ないようなことも多いので、場所によってはとても利用しづらいです。逆にバスの本数が多い路線などでは便利です。

 

 電車:15B - 50B (53円 - 175円)

BTSやMRTによっても多少かわるのですが、感覚としては、ひと駅15Bほどで、10 - 30分ぐらいの移動距離だと30Bぐらいかなと思います。


日本人からするとタクシー、バスが激安で、電車がちょっと安いかなぐらいですね。
現地の物価を考えると、毎日利用する電車の料金が高いような気がしますが、それは、駅に広告ディスプレイが多かったり先行投資でお金をかけていそうな雰囲気があったので、その影響かもしれません。

 

上記の料金に、日常雑貨や、たまな出費を加算して、

生活費: 月約32000B(11200円)

となりました。

 

贅沢しなければ、月10万円生活も可能だと思います。


逆に贅沢をしようとすると、簡単に金額があがってしまうのが、タイ(他の東南アジアも)の怖いところです。お金持ち向けに金額設定されているレストランや、モールなどもあるので、そういったところを頻繁に利用すると日本以上に出費がかかる可能性もあります。

総じて、タイ・バンコクでは、日本の東京とほぼ変わらないような生活ができるのに対して、安い生活費で済むので、コスパは”とても高い”と思います。